のんびり花を眺めながらぼうがるつまで散歩してきました

 先般の転倒に加え、ここのところの天候不順で満足のできる登山が出来ないフラストレーションが溜まる一方、ようやく週間天気予報のマークにお天気印が付き、しかも継続的に印が付いていたのでそろそろ梅雨明けかなぁ、と期待すると同時にそれなら久々お泊まり登山を計画しよう、と。当初の計画は坊がつるにテントを張り夕方は大船山の山頂で落日を、翌朝は白口岳の山頂で日の出を、と息巻いて準備もばっちり、酒とつまみもばっちり。ところが、天気予報が今一つ。梅雨前線が完全に消滅しないため予報が難しいのと、ここまで梅雨が明けないと気象予報官の期待が入った予報だったんじゃなかろうか、と考えてしまいました。

 とりあえず家族に泊まるも八卦、日帰りも八卦みたいなことを書き残して昼頃我が家を出発、長者原に1時過ぎに着きました。空を見上げるととても期待できるような空ではないと判断した瞬間、ザックの中からお泊まり道具を抜きはなち、水を詰め込み直しました。さすがに日曜日のこの時間から登る方は皆無で、とりあえず雨が池まで歩こう、と考えていたのでのんびり歩きです。

 雨が池に着くと、すでにノハナショウブ、イブキトラノオは終わりかけていましたが、ユウスゲが見頃、マツムシソウの走りが数輪開花していました。そういえば、長者原ではサワギキョウが咲いていました。雨が池周辺でしばし撮影会を楽しんだ後、結局、坊がつるまで歩くことにしました。坊がつるでは最後の登山客のグループが大船林道方面へ下っていくところでした。テントも数張り。天気も今一つのままで、さすがに大船山に登る気にもならずテーブルのある場所で1時間ほどまったりしていました。じっとしているとさすがに寒く感じたりもします。時折、雲がとれ大船山山頂方面が見えたりしますが、三俣山方面はガスがとれず。

 坊がつるをあとにすがもり越へ向かいました。すがもり越付近なら、まだ山で遊んでいる方がいるかなぁ、と思いましたが、結局自分一人でした。すがもり越で大船山を振り返るとすっかりガスで見えなくなっていました。すがもり越から先は大雨の影響であちこちがえぐれたり、土石流の跡がありました。特に、坊原から硫黄山道路に上がり付いたところから少し下の場所、大曲から登ってくると右側に土石流防止の柵が設置されている手前の場所で大量の土砂が道路を寸断していました。歩くことはできます。坊原はなんとなく滑りそうだったので少し遠回りですが、時折雲の合間から見える三俣山を見上げながら硫黄山道路を歩いて下りました。長者原には18時40分に到着。(2009.8.2)
 

(1)雨が池のノハナショウブも終わりかけていました。
 




(2)トンボも逃げません




(3)ユウスゲが見頃でした




(4)マツムシソウが数輪咲いていました。




(5)時折、大船山が姿を見せました。坊がつるにて
 




(6)チダケサシ

 



(7)坊がつる

 


(8)ミソハギ
 



(9)硫黄山方面
 



(10)すがもりで振り向くと大船山はガスの向こう側でした。
 



(11)硫黄山道路の土砂災害。
乗り越えて振り向いて撮影(奥が三俣山方面になります)
 



(12)ガスの合間から見えた三俣山。
長者原に着いたときはすっかりガスの中でした。