かちこちの星生新道を駆け上がり、山頂でご来光。

 先週の日曜日は予想外の雪を玖珠の山から眺め、正直チャンスを逃してしまった週末でした。そしてその間の1週間は雨が降り、しかも暖かく予想では雪はほとんど無い。でも、どうしよう、今週末・・・
 ここ最近、軽めの山が続いているしやっぱし久住にでかけるか〜、のノリで出かけたせいか、大曲に着いてからもしばらく頭の中でどこを歩こうか・・・といった始末。時間も6時前で星生山頂で日の出に間に合うか〜?と日頃にないペースで歩き始めました。

 前回との大きな違いは星生新道に予想どおり雪はほとんど無く、登路はかちんこちんに凍っていました。おかげで何度か前のめりに転げそうになりましたが、アイゼンを着用するまでには至りませんでした。そんなこんなで、なんとか日の出には間に合い、綺麗な日の出を拝むことが出来ました。望遠にして中岳山頂を見ると10名ほどの皆さんが所狭しとご来光を撮影していました。星生でも自分を入れて4名でした。

 星生から久住別れに向かう途中、雪は無くなっていますが、北側斜面を中心に氷雪が岩に張り付いていてい、まだまだ冬の景色を呈しています。ここ最近の暖かさで御池はどーよ、と覗いてみるとしっかり氷結していますが、なんとなく不安で思いっきり真ん中を歩く勇気はなく、万が一氷が割れても手が届く範囲の場所を歩きました。ここ最近の雨や暖かさのせいで表面はスケート場のようにツルツルになっていました。一度、対岸に着いた後荷物を降ろしてからは少し岸から離れた場所を歩きました。

 中岳を通過、久々に白口谷を下りました。3年ぶりです。特に、変化は無かったように感じましたが、崩壊地の箇所では小さい石でしたが、陽が当たり始め氷が溶けたのか目の前を石が転がっていき、かなり大きな石も登路に転がっているのを見ると落石の様子を観察しながら通過した方が良さそうです。 
 
 ニアミス。すがもり越えを登り始めたとき、「おっさん」の声。「?(空耳か〜)」
 昨日、アメリカの超常現象ドラマ「super natural」のDVDを見たせいかなぁ、と思いながら、声がした方を振り向くと、職場の先輩。いつもお互い悪態をつく関係、今日も「どこ、歩いた?、もう下る?」と聞かれ、本日のコースの概要を話すと、「変わったことするなぁ〜」、自分「先輩には、言われたくねぇ」、といつもの口調でやりとりして別れましたが、雪山になると無茶苦茶なコース取りをする先輩に私はかないません。 

 





日の出前の中岳





中岳山頂の撮影隊




日の出





阿蘇山





星生山山頂





御池へ。雪はほとんどありません。




御池の表面はツルツル










コケモモの実




白口谷。
日陰には半ばアイスバーンと化し雪が結構ありました。





崩壊地。陽が当たり始め石が落ちてきました。










白口谷にて