低山ながら岩場絶壁を堪能できます。こわかった・・・

 午前中、新百姓山を歩きそのまま帰るにはまだ時間があるので、どこかお手軽に登れる山が無いか探すと行程が2時間程度の小表山があったので登ってみることにしました。基本的に低山なのであまり考えずに足を踏み入れましたが、大規模林道ができるまでは取り付きにくかったことは想像に難しくいない山であったと思います。そのためか林道からちょっと踏み込むといきなり気持ちよい自然林となり、行程が短い割には内容が濃い登山道、といった印象です。

 国道326号から大規模林道に入り8.3kmほど行くと左側にかなり広い広場がありここに駐車します。そこから200m程歩くと山側にガードレールが始まりますが、そこが入口になります。普通だと道路沿いに看板があったりするのですが、ひっそりと赤テープが下がっているくらいです。踏み跡ははっきりしています。
 最初は杉林ですが、すぐに自然林に変わると共に登山口の看板がありここで右折し谷添いに登っていきます。最初は谷の右側、しばらく歩くと石積みがありテープは谷の左へ移りますが、基本的には谷を登っていけば間違いありません。
 20分ほどで看板のある尾根に着きまずは右折し小表山に向かいます。東西の尾根でまずは三角点のある方へ向かい東西尾根に着くと左折すると赤松のある通称「赤松の峰」と呼ばれる山頂に到着です。山頂はさほど展望に恵まれませんが、反対側は絶景らしいのでそちらに向かうことにしました。

 道があるところまで行ってみることにしましたが、これがまた予想外の道で大規模林道側は切り立った崖で、慎重に道を探しながら歩く必要がありました。道自体はさほど危なくありませんが崖を避けるためのロープなどは張られていないので要注意です。その代わりこちらの尾根の眺望は見事です。この日は天気も良くくじゅう連山、祖母傾を眼前に臨むことができ感動でした。

 眺望を楽しんだ後、鷹巣山へ。途中の尾根道ははっきりしています。鷹巣山直下はロープを頼りに岩場をよじ登ります。最初はちょっと登りにくい部分もありますが、そこを越してしまえば後は比較的簡単に登れます。山頂は小表山以上に眺望に恵まれ、由布岳や大分市内も見ることが出来ました。
 用事があったのでのんびりできず、所用時間は2時間程度でしたができれば山頂でゆっくりしたくなる山頂でした。
 
   登った高さ 330m位  歩いた距離 3.7km  時間 2時間(休憩含)

出発地点 到着地点 所要時間(分)
1.駐車場 4.尾根 20
4.尾根 5.小表山 10
5.小表山 6.岩場ピーク 15
6.岩場ピーク 7.鷹巣山 20
7.鷹巣山 1.駐車場 25
    時間合計(休憩除) 90


 

  


 (1)
 国道326号沿い、旧宇目町越野付近に大規模林道の入口があります。手前が宮崎方面、奥が豊後大野市方面で、○の中の看板の拡大が(2)の写真です。



 (2)
 大規模林道入口の看板。
 ここから8kmちょいで(3)の駐車場に着きます。

 (3)
 地図「1.駐車場」
 結構広いのですぐにわかります。正面には鷹巣山が見えています。




 (4)
 地図「2.入口」
 駐車場を鷹巣山方面に歩くと最初のガードレールが始まり○の場所から取り付きます。

 (5)
 地図「3.登山口看板」
 道路から入りすぐに自然林にかわり、すぐに看板が目に付きます。ここで右折します。

 (6)
 (5)の看板で右側を見ると1本、特徴のある大木がありこちらに向かって歩きます。

 (7)
 ケルンがあったりします。




 (8)
 基本的に谷に沿って歩きますが、こんな石垣があります。
 

 (9)
 地図「4.尾根」
 真正面に看板がありまずは右折して小表山に向かいます。 





 (10)
 地図「5.小表山」
 山頂です。赤松峰と呼ばれるように赤松が多くあります。
 眺望はありません。

 (11)
 小表山山頂から「6.岩場ピーク」に向かう尾根道です。
 基本的に左側はすっぱり切れています。



 (12)
 証拠の写真です。ほぼ崖の上を歩いてきて振り返ったところです。
 正直、「マジッすか〜」の心でした。
 


 (13)
 同じく、振り返った所です。




 (14)
 地図「6.岩場ピーク」
 いけるところまで来て撮した写真です。手前の特徴のあるピークは柏山、後ろの山は傾山です。



 (15)
 岩場ピークから鷹巣山をみたところ




 (16)
 鷹巣山への尾根道。短い距離ですが良いです。

 (17)
 地図「鷹巣山」
 写真はありませんが直前は20mほどの岩場登りです。
 ロープがあるので大丈夫です。




 (18)
 山頂からの眺望。

 (19)
 由布岳や大分市街もはっきり見えました。




手前が傾山、ずーと奥が祖母山