傾山・九折越でテント泊

 思い起こせば昨年の9月に傾山でお泊まりして以来の祖母傾山系にお出かけです。昨年は5月の連休に傾山に登った時アケボノツツジがかなり咲いていたので、そろそろと思い今回は祖母山・黒金山尾根を歩くこととしました。このルートは祖母山に初めて登った時のルートであり、夏場に登ったおかげで、とんでもなく苦しい思いをし、なおかつ下りでは両膝とも痛くなり休憩を何度も挟みながら歩いたほろ苦いコースでもあり、以降トレーニングを行うきっかけになったコースでもあります。

 そんなこんだで、連休初日でもあり尾平登山口は混雑しているかなぁ、と思いきや意外と数台の車が駐車している程度です。歩き始めてすぐに目の前に何度見てもしびれる岩峰が綺麗に見え、今日は天気もいいぞ〜! と歩き始めました。
 以前紹介したルートでもあるので途中は省略するとして、標高1,200〜1,300m付近ではアケボノツツジが満開状態でした。それ以下ではミツバツツジが・・・。下山は宮原ルートを下りましたが同じ標高くらいでやはりアケボノツツジが目を楽しませてくれました。

 縦走路に出た辺りから風が強くなり、祖母山頂下のハシゴ場当たりでは雲行きが怪しくなり、寒くなり気温はなんと5℃です。思わずウインドブレーカーを羽織り山頂に立つとなんと下界は陽が照っているのに山頂ではパラパラと雨まで降ってきました。こうなると山頂に長居は無用で、さっさと下山開始です。9合目小屋の前を通過し宮原ルートを下りましたが、さすがに連休のせいかお泊まりの準備をして登ってくる方々の姿が多く見られました。
 今晩の9合目小屋は賑やかになることを想像しながら、無事下山終了です。振り返ってみると祖母山頂の雲も取れなんとも日頃の行いを象徴するような一日でした。


出発時の祖母山系岩峰




標高1,200m付近にて




縦走路付近ではマンサクが咲いています。ちょうど満開です。




少し怪しくなりつつある祖母山頂



大障子方面




宮原ルート・馬の背あたりより。
祖母山山頂は雲の中・・・




シロモジ



宮原ルートでも咲いています





新緑が眩しい登山道でした。




下山終了後すっかり雲が取れていました。