新雪の由布岳を東登山口から登りました

 週末になると何故か天気に恵まれない昨今、金曜日は仕事をしながら上司に「こんな天気の良い日に仕事をするなんてもったいないですね〜」。上司「・・・」。まぁ、仕事をしているだけ良しとするか、みたいなノリで週末の天気予報を気にしながら週末に突入です。
 天気予報によると土曜日はまずまずのようでしたが、金曜日はなんとなく体がだるく土曜日の朝起きる気力も無く、結局雨となり、一日中家の中でぶらぶらしていました。インターネットのライブカメラでは山は雪で、夜には高速が雪で通行止めとなり、これなら由布岳、くじゅう方面は積雪間違いなし。

 少々、曇り空でも出かけることにしました。途中、くじゅうに行こうか、由布岳にしようかと迷いましたが、スノーシューをまともに試してみたい、と思ったので由布岳に向かいました。正面登山口はすでに「御一行」様が出発した後だったのでしっかりトレースがあり、さっさと東登山口へ向かいました。ここは、まだ手つかずです。ただし、朝のうちはここまで登るのはスタッドレスでも2WDではちと厳しかったです。
 
 とりあえずつぼ足で出発です。雪は15〜20cm程度で歩くにはさほど抵抗はありませんが、やや雪が重い感じがします。日向越でスノーシュー装着して再出発、確かに歩きやすく感じます。少々の勾配は全く問題ありませんし、岩場もはいたまま挑戦してみましたが、まぁなんとかなるといったところです。自分の場合浮力増強のため、長くしていますが、岩場や曲がり角が多い登山道では少し沈んでも短くした方が良さそうです。どちらにしても、案外適応範囲は広いことが確認できました。くじゅうでは「使えない」ルートの方が少ないと思います。今回、スノーシューからアイゼンに変えたのは鎖場の少し下でした。

 鎖場を越えるとこれまでとは比べ物にならない雪の量で、着雪も凄くプチモンスター化していました。ただし、雪質は軽く手で簡単に払えます。お鉢巡りの道に出るとこれまた30cm程度の雪の量で、さすがにお鉢を回る気合いは無く、とりあえず東峰を目指します。着雪で頭上を押さえるように木々がトンネルになっていてなかなか手間をとり、山頂まで約3時間30分、通常より1時間以上かかりました。
 山頂では、門司から来られた10名程のパーティが休憩中で、この頃までは青空が見えていましたが、急速にガスがかかり始めあっという間に真っ白です。長居は無用でさっさと下り始めると、後発隊がぼちぼち登ってきます。途中の岩場で数パーティとすれ違う時に、どこかで拝見したお顔が・・・凧さんです。

 一昨年、ミヤマキリシマの頃御一緒して以来でした。他のパーティと混み合い、ご同行もいらっしゃったので長くは話せませんでしたが、どうやらスノーシューを試しに来たようです。他の方から「どこまで使いました?」と聞かれましたが、とりあえず。お鉢は未踏であることを伝え下りました。

 寒波の程度が比較的緩いせいか、それほど寒くないので、登山口に近くなるとかなり雪が溶け、車道の雪はほとんど轍の部分は溶けていました。とはいえ、下る途中から雪がちらちらと舞い始めました。こうして、昨年中を目標としていた由布岳通算50回目が終了しました。

 

    
登る前の東登山口前の道路



     
日向越。ここでスノーシュー装着。



  
  
木々の影の間を縫うように登山道を登っていきます。
スノーシューだと確かに歩きやすかったです。



岩場があることも解っていたので
ここでスノーシューからアイゼンに変更しました。

 


鶴見岳方面


   

上の画像を少し上から見たところ




お鉢回りの登山道に出たところ。
このあたりから雪が結構な量あります。
でも、一昨年の雪に比べると少ない・・・



東峰




今まで、見たことが無いパターンの着雪。
東峰までは雪に押さえ込まれながら難儀して歩きました。




東峰山頂より。
本日はここで終了しピストンで下りました。
下る途中に凧さん、かりんさんと遭遇しました。