霧の由布岳を登りました

 最近は土日どちらかに所用があり、ついでに天気も・・・と、なかなか思うように山に登ることができない日々が続いています。今回は3連休で初日ということ、久々由布岳でご来光でもと思い立ち、ヘッドランプ登山です。下山後は山馬鹿隊長他5名が故郷の名山・鹿嵐山に登っているので、下山後に合流し観光案内です。

 由布岳正面登山口まで約45分、登山口に4時30分に到着、4時45分に出発。月も由布岳に隠れ空は満天の星です。ただ、由布岳には時折ガスがかかるのが見えます。それと、一瞬ですが山間からヘッドランプの光が見えたような気がしましたが、それっきりでした。
 少し、風は強く寒そうなので、合羽の上下を着て、毛糸の帽子、手袋をして登り始めました。合野越えに着く頃には結構暑くなったので、合羽の上を脱いでシャツ一枚になり、マタエまではこの格好でしたが、上に登る程風が強くなり、正直、ちょっと寒くマタエに着いた時にはかなりの寒さで慌てて、合羽を着込みました。
 
 途中、なにやら雪のようなものが落ちてきて、その時はピンと来なかったのですが、マタエに着いた頃には概ね景色が見えるくらいに明るくなっていて、真っ白な霧氷の世界でした。霧氷が風に揺られて飛んできてたんですね。空が急速に明るくなり始めたので、慌てて、西峰方面をめがけて登り始めました。すでに、地平線は明るくなって来たので着替えもそこそこにカメラの準備していたら寒くて寒むくて・・・温度計は−4℃、カメラを見ると凍っています。慌てて、ユニクロの780円のフリースを間に一枚着込み、バラクラバを被り、2枚重ねの手袋では手が寒いので股の間に手を挟んで我慢の一言です。

 ただ、目の前の景色は夜明け、北の方からはガスが流れてきて、東峰を隠してはまたまた、東峰が姿を顕します。山頂の周囲やお鉢を覗き込めば真っ白な霧氷の世界で、久々に大満足の一時です。この、めくるめく場面は時間が経過すると共に風が収まり、ピーカンの空に変わっていきます。
 この頃になると、下山しながら帽子、合羽、手袋を脱ぎながらいつもの格好で歩けるようになります。登ってくる人もかなり軽装で、自分の格好がどこか場違いな雰囲気です。

 下山後は、長崎隊が登っている鹿嵐山に向かい、無事皆さんと合流し地元観光地の横綱・宇佐八幡宮、当HPで紹介している掩体壕を案内しました。宇佐八幡宮そばでは、宇佐市の特産品である小ねぎを利用し、最近宇佐名物となっている「ねぎ焼き」を食し、さらに、ちょうど結婚式がありお嫁さんが神輿に乗せられる光景にも遭遇するなどそれなりに楽しい宇佐市観光ができました。

 

    

なんとか夜明け前に間に合いました。



     
日の出。東峰にもご来光拝み隊がいらっしゃいました



  
  
真っ白の西峰。朝日でうっすらピンクに染まって
遠くにはくじゅう、祖母傾が見えます。



ガスがしょっちゅう東峰をかすめていきます。

 


樹氷


   

山頂一帯は真っ白




お鉢方面はかなり下の方まで霧氷です。


  

マタエ方面の樹氷です。
下山時にはすでに溶け始めていました




マタエから見上げた西峰。




すっかり冬支度の登山道




下山後は雲一つ無い由布岳です