傾山・九折越でテント泊

 週末、なんとか天気も良さそうだし、せっかくの3連休なので久々のテント泊と決め込みました。家を出る時に少しのんびりし過ぎたこともあり、最初は、嫁さんには「祖母山に行く」と告げたものの、緒方の原尻の滝を過ぎた当たりでこりゃ、当初の祖母山の行程は厳しいかなぁ、と考え、傾山九折越で泊まることにしました。
 実は、ご来光を頭の中で想定して祖母山と考えましたが、九折越からのご来光も良いかなぁ、とも。そんなこんなで急遽傾山に変更(当然、嫁さんにもメールで連絡)、九折登山口に12時頃に到着。暑さ覚悟でしたが思いの外暑くありませんでした。格好は半パン、半袖ということもあったかもしれません。

 登山口を出発していきなりコンクリ舗装の場所が水害で壊れていて先般の台風の被害を目の当たりにしました。いろいろなHP等で被害状況を聞いていましたが、いきなり、でした。途中の登山道は壊れて通れない場所はありませんでしたが、風倒木が目立ち全般に荒れた印象です。特に、三坊主方面は慎重に歩かれた方が良さそうです。

 九折越までは3時間、峠には2グループほど休憩していました。九折越に到着してまだ元気な間に本日の宿を設営、それから、水場に行き水汲み&行水&洗濯をしました。以前は遠く感じた水場もさほど遠く感じませんでした。夕食をするには時間があるし、特にすることもないので、のんびりとラジオで相撲中継を聞いていました。
 3連休なので縦走組が多いかなぁ、と思い小屋を覗きに行きましたが、久留米から来られた1組だけで予想外の少なさでした。ここのところの残暑の影響かもしれません。

 夕食はパックご飯にレトルト中華どんぶりをかけ、インスタント豚汁、ビールでした。夜は、ワンカップ焼酎とつまみで時折外の天気を眺めながら更けゆく傾山の夜を堪能しました。天気はイマイチのようで半分くらいしか空が見えず、明日の天気が少々気になるところです。それと、人に慣れているのか鹿がかなり近くまで寄ってきます。距離にして10m程度。
人間が危害を加えないことを知ってかどうか、こちらが追いかけない限り一定の距離を保って平然と草を食べていました。

 翌朝は、傾山山頂に雲がかかっていましたが、綺麗な朝焼けを見ることができました。朝焼けをながめながらテントを撤収し、6時30分に出発。山頂には誰もいません。そして谷から沸き起こるガスでほとんど景色が見えません。しばし、休憩した後、久々の三坊主です。久々の逆回りということ、少々道が荒れてはいますが、歩きにくいということはなく無事登山口にたどり着きました。登山口手前の青い橋付近も上からの谷伝いに土石流だと思いますが、登山道が流されていました。


ユンボがある付近は水害で流されたようです




カンカケ谷。良く見ると赤テープを巻いた石が置かれています。




初日の傾山。




テント。1張りだけでした。



あさな夕なに訪れた子鹿です




朝焼け。傾山にはガスがかかって取れませんでした




こんな感じで、下山後も傾山山頂付近はガスがかかったままでした



後傾あたりから祖母山が見えていましたが、祖母山頂もガスがかかっています





三坊主コースの途中にて




青い橋付近は谷から流された岩でこんな状態です




コウモリソウ



あちこちで咲いているシコクママコナ