ここのところ、一日に登る標高差が600〜800m程度だったこともあり久々に由布岳お鉢回り&飯盛ヶ城散策&ご来光を眺めることにしました。 正面登山口には3時過ぎに到着し、満天の星を見上げながら3時30分頃から歩き始めました。今回は荷物も普通なので2時間もあれば山頂到着、ご来光を拝める計算です。問題は、西峰か東峰からということです。事前にカシミールでシミュレートしておけばよかったのですが、日頃は西峰から夜明けをみることが多いので、今回は東峰山頂からご来光を拝むこととしました。 山頂には周囲もすっかり明るくなった5時15分過ぎに到着しました。空の明るさから見るとどうやら別府湾あたりから陽が昇りそうです。三脚にカメラをセットして涼みながらのんびりと日の出を待ちながら、ビールで祝杯です。日の出の方向を良く見ていると、星が輝いていており、どうやら水星のようです。でもって、その上には金星が輝いていていて、ちょっと得した気分になりました。 赤い太陽が雲の中から昇ってきて、そのうち真っ赤になり、しばらくすると普通の太陽の色で輝き始めました。早朝とはいえやはり陽にあたると暑く感じます。準備をしてお鉢回りに出発です。途中で、オオヤマレンゲの実を観察し、久々の岩場のとっかかりで岩から手がすっぽ抜けて見事に転び岩の間にすっぽりはまり、左腕に打撲&傷の負傷でした(ちょっとやばかったかも・・・)。次第に、西峰方面に足を進めていくとイヨフウロが多く咲いています。大崩の立ち入り禁止看板を過ぎるとオタカラコウ、トリカブト、マルバテンニンソウ等はまだ蕾ですが、それなりに鑑賞の対象として十分です。 西峰に着くと先客がいて、そのあとすぐに若い方が2名登ってこられました。マタエを覗くと1名が休憩中でそろそろ登り始めてきています。とにかく暑くなる前にと思い8時前には下山を開始です。このあと上から見下ろし飯盛ヶ城に寄るべきかどうか・・・とにかく日除けがないし暑そうだし・・・と考えながら、合野越を通過するとき自然と飯盛ヶ城方面に足が向いていました。目的はヒゴタイです。既に咲き始めているようですが、少し個体数としては少ないようなので今からなのかもしれません。 飯盛ヶ城山頂でしばし由布岳を見上げた後、一気に下り9時20分頃に正面登山口に到着しました。振り向くと緑の草原と青い空が眩しい由布岳でした。 |
鶴見岳越しに別府湾から陽が昇ってきました。 |
陽の出のアップ |
陽の出直後に東峰から湯布院町方面を眺める |
お鉢の岩場。転けちゃいました・・・ |
西峰付近より。 |
西峰山頂から久住連山。 硫黄山の煙も真っ直ぐ昇っていました。 |
飯盛ヶ城方面 |
マタエから見上げた東峰。ちょうど太陽がてっぺんにいました。 |
ここからは開花状況。 オタカラコウはしっかり蕾です。 |
シオガマは咲き始め |
トリカブトは蕾。 |
所々で見かけたカワラナデシコ その他、ホソバノヤマハハコが咲き始め、イヨフウロ、ヒゴタイは開花 その他オトギリソウ、ハンゴウソウ等々を見かけました。 |
9時過ぎに下山終了。 この時刻から登っている方も見受けられます。 |