由布岳・梅雨 オオヤマレンゲと再会 2007.7.8

 雨が降らないと言って大騒ぎしていると、今度は梅雨末期の大雨で大雨洪水警報まで発令と、ここのところ週末は天気予報とにらめっこです。携帯の天気予報を見ると、日曜日の午前中ちょことお日様マークが出ているので、これを逃す手は無いと土曜日の夕方からそそくさと山に登る準備にかかりました。
 目的は、@前回は鳴子山のオオヤマレンゲを見たので今度こそは由布岳のオオヤマレンゲと再会したい、Aそろそろオダマキが咲いているらしいので見に行く、B25gkボッカ時のタイムの把握です。

 登山口に4時過ぎに到着、すでに2台停まっていましたが、なんと1台は「秋田」ナンバー。暗闇の中、うっすらと夜が明けつつあり由布岳方面はガスの中ですが、準備していると時折由布岳が見えます。おーっ!こりゃ、ひょっとしたら天気が回復するかも〜と、ちょっと期待。ともあれ、暗闇&ガスの中歩き始めましたが、やはり大雨によりかなり登山道が浸食されています。登山には支障ありませんが、石がごろごろ、道の真ん中が溝になっていたり、登山道が川と化していた痕跡です。

 しばらくするとガスが晴れ始め、合野越ではまずまずの雲海を見ることが出来ました。やはり、荷物のせいでかなりの発汗ですが気温が17℃程度のせいか、さほど苦痛ではありません。とは言いながら相当のスローペースでマタエまでに要した時間は2時間10分と過去のデータから見ても30分程余計にかかっています。
 荷物の重さを気にしながら、とりあえず西峰へ。ここでしばらくどうしようと考えましたが、お鉢を歩きました。また、そうしないとオオヤマレンゲに会えない・・・
 
 お鉢を回り始めた時に覚悟はしていたのですが、草が雨で濡れていたのでズボンはびしょぬれ、そのうち靴の中も洪水となってしまいましたが、しばらくは、同じ様な道なので諦めて岩場にさしかかると、やはり豪雨の影響で一部岩が壊れていたり、雨で滑りやすいので今回はトラバース気味に岩場を通過、いよいよオオヤマレンゲ探しです。昨年、どの位置で見たか正確に思い出せないのがちょっと寂しい・・・と、登山道が横に入っている場所があり覗き込んでみると咲いていました。終盤に近いとは思いますが、まだ蕾もあります。
 1年ぶりに楚々と咲く由布岳のオオヤマレンゲを鑑賞し剣が峰で休憩。靴を脱いで中の水を出し、靴下を脱いで力の限り絞り上げました。

 東峰でしばしガスが晴れるのを待ちながら、甘夏かんと手製のおにぎりを食べてのんびりしました。めずらしく誰もいないので・・・結局、晴れかけはしたものの、ガスは晴れずじまいで、早朝、西峰から少し景色を楽しんだ程度となりました。
 そんな訳で、東峰を後にし途中で咲きかけたオダマキを堪能し、下山しました。一応、本日の目的は達成。

 下山後、「秋田」の方とお話をしましたが、「雨のおかげで計画が狂ってしまった〜、九州の山は楽ですね〜」、と。「祖母山に登りましたか?」 と聞くと案の上「北谷からで、楽でした〜。」 是非、祖母傾を縦走して欲しいと感じた次第です。 


5時頃はまだ下界も良く見えていました




福万山と湯布院の町




こんな場所があちこちで見られます。
道を良く見て歩きましょう。




西峰より




同じく西峰より。
このあと次第に山頂がガスに包まれ始めました




西峰山頂。一人です。




由布岳のオオヤマレンゲ








オダマキ




正面登山口から見ると山頂はガスの中でした