そろそろ、世間様がミヤマキリシマが・・・と騒がしくなり、やはり流行物はついつい気になり、まずは近場の由布岳の偵察に行ってきました。今回は、東口から登り東峰〜マタエ〜西峰を通過し塚原方面に下る計画です。特に、塚原道は各シーズンに登ったことがないので、四季を通じて観察するという目的も兼ねています。 本当は、朝日を拝むつもりで目覚ましを掛けましたが、どうも昨日からの黄砂現象で視界が良くないことも頭をよぎり、結局家を飛び出したのが4時過ぎ。ラジヲでは「百万人の源氏物語」とかいう番組が放送されていて、結構面白かったです。東登山口には5時前に到着、5時5分頃に登り始めました。もう少し、涼しいかと思ったら、結構風がなま暖かくて予定通りTシャツ1枚で歩き始めました。日向越えまではタイミンガサの群落のお出迎えです。 次第に高度を上げていくと、なんとまぁ、鶴見岳がぼんやりと見えますが、別府湾は全く見えません。時折見えるミヤマキリシマは気の早い株が咲き始めている位で開花はまだまだ先です。東峰には7時頃着き誰もいませんが正面登山口を覗いてみると10台ほどすでに車が止まっています。しばらくすると、マタエにも人が登ってきました。 東峰からマタエに下っていく途中、イワカガミ、マイヅルソウが咲いていますが、ミヤマキリシマはまだです。 途中でイワカガミ、マイズルソウを激写したあと西峰に向かいました。西峰にはなんと札幌と鳥取から来られた方がいて特に、札幌の方に今日は黄砂現象で見通しが効かないことを話すと「これが黄砂現象ですか〜」と。昨日は祖母山に登って同じ様子だったそうです。鳥取の方は、「今年はミヤマキリシマは遅いですね〜」。改めて、昨年の記録を見るとやはりこの時期はまだまだのようです。 となると、久住のミヤマキリシマの最盛期はもう少し先ですね。 帰りは、塚原ルートを下りましたが、やはり予想通りというかすごいタイミンガサの群落です。それにバイケイソウと既に花はほとんど終わっていましたがヤマシャクヤクも見ることができました。ということで、今年一年かけて通う価値がありそうな予感です。 本日は由布岳の様子が感じられるようスナップ風にまとめてみました。 |
日向越手前のタイミンガサの群落 |
黄砂でぼんやり見える鶴見岳 |
由布岳でおそらく一番ミヤマキリシマの群落がある 西峰奥の斜面ですがほとんど咲いていません |
東峰のイワカガミ。今がちょうど見頃です。 |
マイヅルソウは咲き始め・・・ |
イワカガミの小群落 |
西峰奥のミヤマキリシマ。ほとんど蕾ばかりです。 |
ミヤマキリシマの多い斜面ですがまだまだ |
お鉢の核心部。 右側に立っているのは札幌から来られた方です |
塚原ルートから見上げる西峰は何度見ても良いです。 |
登山口まで林の中を歩きます。 |
一面、タイミンガサ・・・ |
ヤマシャクヤク。散りかけでした。 |
4月上旬の芽吹き こんなに大きくなりました・・・ |