三俣山・ご来光を拝むが野焼きは・・・(2007.3.31)

 あちこちの情報を寄せ集めた結果、どうやら3月31日に坊がつるの野焼きがあるらしいので、今年も三俣山南峰から眺めるか、坊がつるに降りて観ようか、などと考えながら大曲を5時過ぎに出発しました。
 相変わらずのヘッドランプ登山ですが、少し気になっていたのは天気。家を出る前にインターネットで雲の衛星画像を見るとなにやら少し怪しい雲が見えます(通称 にんじん雲)。改めて、空を見上げると北西方向にガスがかかって、しかもかなり風が吹いています。
 この時は、風が強いくらいと思っていましたが、場所によってはとんでもない強風で立っているのもままならない状態で、強力扇風機の前で口を開けると唇が反り返り頬が膨らんだ状態になりますが、風上に顔を向けるとまさにそんな感じで、横から風を食らうと真っ直ぐ歩けないのです。帰りの北千里浜では軽い石が顔に飛んで来るなど、風に痛めつけられた一日でした。

 すがもり越えに6時前に着き、小屋の少し上を見ると朝日を狙って座っている方がいました。自分は、黙々と西峰をめざします。空の白んだ状態からすると西峰に登る尾根まで出た所で朝日を見れるかなぁ、と考えながら風の弱い場所をえらんで撮影ポイントを陣取りました。まだ、この時点では雲もあまり無く、北大船あたりから昇るご来光を拝み南峰へ。
 南峰には7時頃着いたので、南峰で風を避け、坊がつるが見える場所を選びしば野焼きが始まるまでのんびりすることにしました。ちょっと、20分程寝ていて目が覚めると先程まで見えていた青空が見えず、変わりにどんよりした雲がたれ込めています。まさに紙芝居を観ているかのように景色が変わっています。野焼きの予定時間が近づいてきたにもかかわらず昨年のように人の動きがありません。ありゃ!?

 ということで、なかば中止かぁ?と予想しながら坊がつるへと下りました。ご存知の方も多いとは思いますが、南峰から坊がつるへの下りは相変わらずの悪路で、滑ること○回・・・、なんとか坊がつるにたどり着きました。
 野焼きはどうやら予想通り中止のようです。ガスも坊がつるのかなり下までたれ込めてきましたが、せっかくなので坊がつるを少し散策、炊事場の裏にまだマンサクが咲いていたので撮影会、北千里を強風の中小石に打たれながらすがもりを越えて帰りました。
 
 帰りに由布岳正面登山口に立ち寄りましたが、サクラソウも順調に芽を出し、日当たりの良い場所ではキスミレが咲き始めています。



 (1)日の出前



(2)北大船のそばから昇る朝日



(3)朝日を浴びる西峰



(4)由布岳と盆地の朝霧



(5)寝転がって見上げた青空がほんの僅かの間に・・・



(6)暗雲たれ込めた状態に・・・



(7)大船山方面もこんなかんじですが、
まだ坊がつるは見えています


(8)坊がつる



(9)坊がつるから法華院温泉方面へ



(10)マンサクの花。改めて詳しく眺めてみました。
坊がつるにて



(11)北千里。ここでは前から小石が顔に飛んできました。


(12)由布岳山麓・キスミレが咲き始めています。



(13)由布岳山麓・サクラソウの新芽