大船山・紅葉 (2005.11.2)

 天気予報を聞いているとどうやら北日本では寒波襲来とのこと。九州でも天気図を見るとどうやら寒気が流れ込んでくるようです。となれば、久住方面は霧氷が期待できるかも・・・と予想。欲張りな自分としては先日のきれいな夜明けを拝見して以来、再度拝みたいと思い、今回は星生山からと決め込み、日の出時間を確認して大曲から星生新道を歩いて山頂を目指しました。
 今日の大曲には、まだ他の車はいません。準備をして登り始めたのは4時40分過ぎ。周囲を見渡すと昨日の雨のせいか草が濡れていたのでカッパ上下を着て出発です。この時は寒さをさほど感じませんでしたが、風はやや強く、周辺はガスがかかり視界はせいぜい20mです。
 まぁ、ヘッドランプの届く範囲もその程度と思えばさほど苦になりません。標高が高くなる程風は強くなります。ある地点から草が服に触れるとガサガサとした感じがするので、良く見ると霧氷です。尾根に着く辺りになると、霧氷の幅が3cm以上もあり、予想通りの霧氷ですが、一方で当然とはいえ風は強いし、気温は氷点下2℃以下です。まさか、ここまで寒いと予想していなかったので、とにかく寒く指先が痛くなります。取り敢えずと思い、もう一枚手袋を準備していたので2枚重ねにし、セーターを着込んで、風を避けながら夜明けを待ちますが、とうとう夜明けの時間になってもガスは晴れず、星生崎方面に移動。ここで少ーしだけ久住山が見えましたがちょっとだけ。
 こうなると、さっさと見切りを付けて久住山に向かいました。この時間になるとそろそろ人の姿がぼちぼち見えます。久住山の真下に来た辺りから急速にガスが取れ始め、久住山頂で強風に煽られながらガスが取れていく様子を見上げていました。硫黄山の噴煙が北西の風に流され、久住山頂を越えて南斜面方面に下っていきます。
 久住山頂を出る頃には、ガスは取れ稲星山に向かって歩き始めると北側斜面はびっしり霧氷が着いています。一方方向に着氷しているので、進む方向から見ると大した景色には見えませんが、振り返ると一面真っ白です。稲星山で風を避けて休憩する予定でしたが、風が強いままなので結局白口岳まで移動して大休憩。朝、出発前に握った梅干し入りのおにぎりとココアで炭水化物&糖分補給!目の前には段原辺りより上が白くなった大船山を眺めながら贅沢な一時です。
 あとは、坊がつるに下りすがもり越え経由なのですが、少し三俣山が気になります。しかし、明日は仕事だし、久々の冬の景色に寄り道が多かったこともあり、今回は止めておきました。帰りに長者原から三俣山を見上げるとやっぱり真っ白で、山に登らない人も、白くなったくじゅうの山並みを見上げておりました。

  


 (1)星生山山頂がうっすら明るくなりました。
大曲から暗い中ひたすら登ったので、
1時間15分程で山頂到着。時刻は5時55分。
 


 (2)えびのしっぽ 


 (3)久住山下の霧氷



(4)看板もこの状態です。



(5)ガスがときおり取れ始めた久住山頂。



(6)久住山頂へ



(7)霧氷と久住と青い空



(8)久住山頂。



(9)空池と天狗が城。ガスは硫黄山の噴煙



(10)稲星山にて



(11)稲星山北斜面



(12)白口岳と大船山



(13)大船山の霧氷



(14)三俣山。長者原より