由布岳・嵐の前 (2006.9.16)

 せっかくの3連休、本当は傾山で体力測定をするつもりでしたが、ご存知のとおり台風13号の襲来でやむなく中止せざるを得ない状況となりました。それでもあきらめの悪い自分としては、前日も早めに帰宅し天気予報サイトとにらめっこしながらほぼ、諦めていました。掲示板でも書いたように、3連休、家の中でスクワットはさすがにめげるなぁ〜と思いながら、翌日、6時頃目が覚めて窓の外を見ると、由布岳が見えるではありませんか。
 改めて、天気予報を見ると「曇」、レーダーは雨雲、さてどっちを信じる?と思いながら9時前に出かけました。実は帰宅して嫁さん曰く、「まさか本当に登ってくるとは思わんかった」

 さて、今回は重い荷物をかるって、一番データの蓄積がある正面登山口からマタエまで、どのくらい時間がかかるかを測定することです。予定ルートは正面登山口経由お鉢周りです。由布岳に登るには遅い時間、登山口着いたのは10時までしたが、3連休にかかわらず、台風接近ということもあり駐車場はゆっくり停めることができ、山頂方面を見上げると結構な早さでガスが流れていきます。
 心配した雨も、山頂付近をウロウロしている間は雨に遭うこともなく、風も思ったより強くなく(冬場の季節風の方がよっぽど強い)むしろ気持ちよいくらいでした。
 登山客は当然少なかったのですが、なぜか外人さんが目立ちました。ドイツ人2名、アメリカ人1名。ドイツからの方はカップルで男性は3週間滞在で1年間日本に滞在している女性に会いに来たようでしたが、わざわざ日本まで来て由布岳に登るとは、基本的な生活習慣が日本人(少なくとも自分)と違うななぁ〜、と感じました。アメリカ人の方は日本語はOKで日本人の登山客よりよっぽど礼儀正しい方でした。

 さて、体力測定の結果は、正面登山口〜マタエまで荷物が軽い時に比べると20分、荷物が10kg程度の時に比べると10分余計にかかっていました。ただ、登りが急になるマタエの下あたりになると、やはりきつさの違いを感じます。それとお鉢のナイフエッジの通過もなんとなくぎこちなく感じました。
 
 花は、トリカブト、ツクシフウロ、アキノキリンソウ、フクオウソウ、シオガマギク等々です。合野越え手間ではサラシナショウマが咲き始めています。また、林床地帯ではギンリョソウが咲いています。オタカラコウ、テンニンソウはそろそろおしまいです。


登山口に向かう途中も結構、晴れ間が見えたりして
期待感十分です。




山頂に向かって凄い勢いでガスがかかっては消えといった状況で、
このあとしばらくしてガスに覆われました。



西峰から見える湯布院。そろそろ稲刈りが始まっています。



西峰山頂



お鉢途中のススキ。向こうは鶴見岳です。



東峰山頂。山頂が賑やかだったので
下のテラスで休憩。



お鉢のナイフエッジ方面



山頂方面は相変わらずガスが



今日由布岳で出会った花



西峰奥のお花畑。
ここにはオタカラコウ、トリカブト、シオガマギクが一斉に咲いています。
オタカラコウは終わりに近づいています。


同じ場所のトリカブト。
今からが見頃ですが台風でどうなるでしょうか・・・



多分、キクアザミ



フクオウソウ。
改めてアップしてみるとなかなか清楚な印象でした。