由布岳・花の頃 (2006.5.28)

 先週、早朝に登って感じたこと。
 由布岳山頂から別府湾に登る朝日を見たい、それならついでに別府湾から登る月の出を見たい、それならついでに落陽を見たい。となれば手っ取り早いのは由布岳山頂で一晩を過ごすのが一番合理的!ということで、一晩を由布岳山頂で過ごしてみました。
 今回は楽チン登山を念頭に、夕方5時頃から登り始め東峰途中で西峰側、障子戸横に沈む夕日を眺めました。
 とは言え、この時間はまだ気温も高く、先週より荷物が重い(ビールと焼酎とつまみのせい・・・かも)ので少し時間がかかったのと翌日に疲れが予想以上に残りました。
 宿泊場所は東峰から少し下がった場所のテラスにしました(ここしか無い・・・)しばらくすると真っ暗になり、空を見上げると満天の星ですが今日は少し、ガスがかかっているような感じで、すこーし星の輝きに切れがありません。
 下界に目をやると大分市方面の夜景、湯布院の街明かり、真下には城島後楽園の明かりがあり「真っ暗」とは言えない状態です。月の出は9時20分過ぎで真っ赤な月が別府湾方面から上がってきました。しばらくすると月明かりも本格的になり、夜空の星が少なくなりました。時折、鶴見岳方面からガスがかかったりと、これはこれで幻想的な景色です。
 湯布院方面に目をやれば、湯布院の街明かりを背景に由布岳の岩場のシルエットが見えるなど十分夜景をの楽しめます。
 翌朝は朝日を見に山頂に立ちましたが、少しもやがかかった感じで、真っ赤な朝日が昇ってきました。

 ご来光を眺めた後は、特にお鉢周りをすることも無く、速攻下りました。ただし、飯盛ヶ城経由です。
 先週に続き、いろんな花が咲き始めノリウツギ、シモツケ、アジサイ、ギボウシ、ホタルブクロ、オトギリソウ、ツクシフウロ、ホソバノヤマハハコ、カワラナデシコ、サイヨウシャジン、シュロソウ等々が見ることが出来ました。飯盛ヶ城へ向かったのはヒゴダイ鑑賞のためで、ちょうど今が旬といったところでお勧めスポットです。


夕日を浴びる登山道



夕日と障子戸



月と鶴見岳と大分市方面の夜景



湯布院の街と由布岳のシルエット



月光と大分市内



朝日と鶴見岳



湯布院盆地の雲海とくじゅう連山



ホソバノヤマハハコ(由布岳東峰山頂付近)



飯盛ヶ城のヒゴダイ



飯盛ヶ城の下りからの由布岳