前回、由布岳を歩いてから1ヶ月以上が経過していました。過去の記録を見てもまさに盛夏の時期には登っていないし、最近の暑さにやられっぱなしの反省も含め自分の体力測定も兼ねて、由布岳夜明け鑑賞登山計画を敢行しました。実行にあたり課題としたのは @想定したのは、早朝の涼しい時間に登った場合はどうなのか Aペースはどうなのか Bその結果、自分の疲労度はどうなのか 等々を通い慣れた由布岳で実証してみました。 C早速、スポーツ店で購入した速乾冷却素材のシャツの具合はどうなのか 等々で、荷物は13〜14kgぐらいです。 本日のメニューは正面登山口から一旦東峰の登った後、マタエ〜西峰、お鉢を歩き、東登山口方面に降りた後、日向岳を経由して、正面登山口に戻ってくるコースです。このコースであれば時間経過を考えるとほぼ直射日光を回避できます。 出発時間は正面登山口を4時過ぎで久々のヘッドランプ登山です。駐車場に着いた時はそれこそ満天の星で、漆黒の闇の中、見事な天の川でした。 最初のうちはヘッドランプの範囲しか見えないので黙々と登るだけです。白々と夜が明け始めると由布岳山頂も見え始め刷毛で引いたような雲が朝日に照らされています。実は、出発する時点でほぼ夜明けには間に合わないとは解っていましたが、行けるところまではと思いつつ、ついつい立ち止まって写真を撮ったりするのであります。 マタエに着いた時点で西峰がしっかりと朝日を浴びていましたが、マタエにはほとんど立ち止まることなく東峰を目指しました。正面登山口から約1時間30分です。 印象としては、@〜Bについて、気温も終始20℃以下と涼しいこともあり、思った程きつくなく、ペースもまずまずということで、祖母山系で鍛えられたおかげという結果のようです。山頂はすでに朝日を浴びていましたが、気温も15℃台ということで、しばしくつろぎました。こうやって、原稿を作成していても昨日の疲れはほとんど感じません。 Cのシャツについても、全く違和感の無い印象で、もう少し暑い条件で試す必要があるように感じました。 東峰を一旦折り返して西峰〜お鉢へと回りました。今まで気が付かなかったのか、誰かが設置したのか塚原への砂防ダムへの道の看板が掛けられていました。自分としてはこりゃ、早速歩かねばということで久々のお題ができました。 剣が峰でNHKドラマを聞きながらおにぎりを食べ、東登山口方面に向かって下山、日向岳を経由して正面登山口へ向かいました。このコースであれば冒頭に書いたように、ほとんど木の陰になり楽チンです。特に、日向岳と東登山口との分岐当たりは風が良く通り、涼むにはもってこいでした。ここから、日向岳を経て正面登山口まで約1時間20分程度です。 1ヶ月ぶりということもあり花も入れ替わっていました。ノリウツギを始めアジサイ、ギボウシ、ホタルブクロ、オトギリソウがあちこちで、ツクシフウロが咲き始め、日向岳から正面登山口の途中ではイワタバコが咲き、サラシナショウマの蕾があがっていました。その他、トリカブト、テンニンソウ、ホソバノヤマハハコも蕾が出始めています。 本日の運動量 登った高さ 約1,170m 歩いた距離 約10kmです。 |
夜明け前 |
すでに陽は昇っていました。 この時期はちょうど別府湾からの日の出です。 |
由布岳の影 |
国東半島方面 |
山頂の気温は15.6℃ 本当に気分爽快でした。 |
朝日にを反射して眩しい障子戸 |
西峰より湯布院の町と遠くには久住連山 |
火口内側のノリウツギの開花 |
東登山口への分岐点。 ここから日向岳へと下ります。 |
東登山口への下山途中の岩場より剣が峰を振り返る。 |
自然林の中、日向岳に向かう |
下山終了。飯盛ヶ城は緑のじゅうたんで山頂まで覆われ 夏の青空とぴったりです。 |