少し前から、かなこさんより祖母山に登ろう、とのお誘いがあり、当初はhirokoさん、かなこさん、ゴエモン君と計4人で登る予定でしたが、hirokoさんがなんと穂高に行く予定があるとのことで、3人で出かけることとなりました。 良く言えば、山慣れしてた3人で悪く言えば、計画性に欠けたもの同士ということもあり、早朝の集合も適当で、待ち合わせ場所に着いたときは、かなこさんとゴエモン君は早朝からケーキセットで食事中でした。窓の外から着いたことを知らせて、取り敢えず決まっていた北谷登山口へ夜明けを眺めながら向かったのであります。 北谷登山口に着いても、どこから登って、どこを歩いて、どこを下ろうか、といった調子で、かなこさんが歩き始めた千間平方面のコースへ向かいました。北谷登山口は1,000mほどあるので、暑さに関しては前回の傾山に比べると雲泥の差であります。 この時期は、適当に頭の上に林があった方が日よけにもなり随分楽になります。また、今日は前回の傾山の時に比べ、湿度も低いようで、頭にまいたタオルもあまり汗を絞る程ではありません。また、前回の反省等も含め、今まで山で着たことがなかった綿シャツを着用して登りましたが、九州のこの時期、汗で体が冷えてむしろ快適に感じます。本当なら、速乾性で体を「冷やす」タイプのシャツがもっと良いと思います。 祖母山まで木漏れ日が眩しい縦走路を快調に歩き、9時30分過ぎに祖母山頂に到着しました。登山口から約2時間30分程度です。山頂には自分たちの他に2名と静かな山頂です。日差しは強いものの風があり、空気が澄んでいるせいでかなり遠方まで視界が効きます。この時期としては由布岳も良く見えました。 とりあえず、無事山頂に到着したということで、かなこさんのザックの中から冷たいビール3本と、おつまみ3人分が出てきて、3人で乾杯の音頭の後はしばし、山頂からの景色を堪能していました。かなこさんも言ってましたが、こんなに祖母山の山頂から離れたくないと感じたのは今回が初めてです。その証拠に祖母山頂には45分も滞在していました。 「それでは出発しますか」、と言うかけ声と共に足は障子岳方面へ。誰も何も言わずに出発です。途中、天狗岩に立ち寄ってみました。今まで、何度か先端までと思いながら、行けませんでしたが、今回は全然、恐怖感もなく、むしろ何で今まで行けなかったんやろ〜、といったところで天狗岩でくつろぎました。 その後も、快調に歩き障子岳〜親父岳、黒岳へ。ついに黒岳から北谷への急な下りです。身長があるのでどうしても自分の方が少し早く下っていくのですが、時折後ろの方から「ぎやぁ〜」という声が聞こえます。かなこさん転倒の声です。 5月の連休に歩いたときは水もほとんど流れていませんでしたが、今回は結構水も流れており、ホトトギス、イワタバコが咲いて、目を楽しませてくれました。 心配していた最後の川の水量も大したこともなく無事渉ることが出来ました。下山後は竹田市内の温泉「花水月」で一風呂浴びて帰宅の途につきました。お二人のおかげで楽しい一日を過ごすことができました。 帰りの車の中では、ゴエモン君の会社の過激な社内旅行の話で大いに盛り上がりました。体育会系かなぁ・・・ 本日登った積算標高 約1,400m 歩いた距離 12.9km かかった時間 8時間20分(休憩含む) 各区間の大体の目安 北谷登山口〜2h30m〜祖母山頂〜2h〜障子岳〜50m〜黒岳〜2h〜北谷登山口 |
(1)北谷登山口から登り始め、千間平でまずは休憩 |
(2)途中の見晴らしの良い場所から。登り始めの時のガスはすっかり晴れました。 |
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(3) 何故かこの時期に登ると見かけるカエル。 昨年より大きい! |
(4) 登山道の様子。日当たりが良いところでもこの程度で、 全般に日陰が多いです。 |
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(5) 国観峠から祖母山方面。日陰で一休みです。 ピーカンですが、吹き抜ける風は爽やかです。 |
(6) 祖母山頂にて。 |
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(7) 山頂から尾平方面を眺める。少しガスっぽい感じもしますが、 本当に景色の良い祖母山頂でした。 |
(8) ゴエモン君の後ろ姿。よっ、男前!ちなみに独身、適齢期です。 今なら、サービスで掲示板に横顔が載ってます。 |
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(9)祖母山頂から障子岳に向かう最初の下りから空を見上げる。 |
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(10)縦走路から見える祖母山方面。 一時的にガスが出たものの気持ちよいのであります。 |
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(11) 天狗岩からかなこさん、ゴエモン君を歓迎。 アルプスに慣れているかなこさんは、ひょいひょい跳んで来ました。 仕事が忙しい二人は山を歩いていても携帯に仕事の電話が入ってきました。 |
(12) ミヤマキリシマ公園から下り。 |
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(13) 黒岳そばの岩場から祖母山を眺めると、結構歩いてきたなぁ、と 実感できます。 |
(14) 黒岳から北谷への下りの傾斜は、ほとんどこんな感じの急傾斜で 雨の多いときは最後の川の徒渉も含め通行は避けた方が良いルートです。数回ほどかなこさんの絶叫が響き渡りました。 |
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(15) 歩きにくい大岩。葉っぱはイワタバコで5分咲きでした。 この前後にはホトトギスも多く咲いています。 |
(16) 最後の徒渉ヶ所。川を渡るときは冷気が体を包んでくれて 一息出来る場所でもあります。 |
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(17) 駐車場まで歩く二人 |
(18) 駐車場に到着。数台しか停まっていません。 このうち釣り人もいるようです。 |
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祖母山で見かけた旬のもの | ||
祖母山頂下で見かけたアサギマダラ |
ホトトギスは日陰の場所にあちこち咲いています |
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ギボウシは今が旬のようです。場所によってはすでに枯れている場所もあります。 |