親父in親父岳

 3連休となり梅雨の合間で天気もまずまずの様子なので、祖母、傾山系を歩くことにしました。ついでに1泊2日でテントを担いでのプチ縦走を計画しました。頭の中のイメージでは初日は傾山を登り、九折越を過ぎて本谷山の向こうまで行き、翌日は古祖母、祖母山を越え宮原当たりから尾平に下る計画です。
 それと、もうひとつの試みで尾平口から九折登山口までチャリで戻ることです。子どものチャリを車に積んで試行です。

【1日目山行】
 九折登山口をほぼ7時に出発です。この時期はかなり暑いのでもう少し早く出発したかったのですが、チャリを置いたりしているうちに結構時間が過ぎてしまいました。テント泊なので荷物が重いし、暑いのでここ最近の反省から、早めの休憩を取りながらを歩くことを心掛けました。大白谷分岐あたりまでは暑いとは言いながらまずまずのペースで歩けました。それにしても凄い汗で、これが実は後半のペースダウンにボディブローのように効いていたようです。
 三坊主分岐を過ぎる当たりから少しくたびれ始めました。時間の経過を改めて確認すると6mのチムニーを過ぎた当たりからくたびれ始めました。実際に途中の休憩もこの当たりから急速に増えて、15分ほど歩くたびに休んでいました。山頂までのタイムレコードは下のとおりです。
 2年前の秋の記録は山頂までの時間が4時間25分だったので1時間以上余分にかかっていました。予定ではもう少し早く着く予定でしたが、予想以上に時間がかかったのと、体力に限界を感じていたので、傾山山頂でしばし本日の行程を考え、結論として九折越に泊まることにしました。山頂で休んでいる時だけでなく、ちょっと休憩している合間もアブが飛んできて、気が付いてみると肌が露出している場所はあちこち刺されてしまいました。片足、片腕で平均して10ヶ所程度・・・
 山頂で休憩していると、急にガスに覆われ始め夕立の様相を呈してきたので早々に退散して九折越に向かいました。山頂から約1時間45分。あまり急ぐこともなくなったので、のんびり歩き、九折越に着いたのは15時頃でした。

  九折登山口出発7:00、標高(h)370m 〜 大白谷分岐9:10、h=1150m(休憩15分) 〜 三つ坊主分岐9:45、h=1250m 〜
  最初の岩場(6mチムニー)10:55、h=1385m 〜 次の岩場11:50、h=1455m 〜 山頂到着12:35

【九折越にて】
 傾山は3回目でしたが、九折越小屋には立ち寄ったことがなかったので、とりあえず覗いてみることにしました。すでに先客がいらっしゃいました。掲示板にも書き込んで頂いた「なかのさん」です。自分も時間がゆっくりあったし、夕立で雨が降り始めたのでしばし小屋で雨宿りしながら雑談していました。
 「なかのさん」の本業はドクターとのこと。登山に関する知識もドクターから見たリーズナブルな見解で、本日の自分(私のことです)の疲れは、水分補給が少なすぎでは無いかとのことです。ちなみになかのさんは、九折越まで水場が無いことから4リットルの水を準備したそうです。水分補給が出来ているかどうかの基準は尿がでるかどうか、だそうです。そういえば、ここまで1度も出してないなぁ・・・
 また、自分でも脈拍を計り体調管理しているところは、さすがですし、この縦走に備えて、大分・福岡県境にある経読岳〜大平山まで、約30kmを歩いたそうで、かなりの強者でもあります。
 それと、指摘を受けたのは衣類のことです。登山用品屋さんではあまり見かけませんが、スポーツ用品店で良く見る汗で体温を下げる素材です。山用品は基本的に体温を保つ素材なので九州の夏には向いていないとのことです。なるほど!
 
(夕食)マジックライス(チキンライスで結構美味しかった)、サバのみそ煮、豚汁、甘夏缶詰、ささみ薫製、ビール

 夜は、相変わらず鹿さんが遊びに来ますが、前回の親父岳山頂のテント泊に比べると静かな夜となりました。疲れのせいか思った程焼酎も飲めず、9時過ぎには消灯となりました。

(朝食)ラーメン、甘夏缶詰    
 今回、甘夏の缶詰がえらく美味しく感じました。
 翌朝は4時起床、簡単に食事をすませテントを片づけて5時10分頃出発。テントを片づける間はヤブ蚊の猛攻に合い、追い払いながらの撤収作業でした。

【2日目山行】
 天気は本当に梅雨の合間の晴れという感じで、すっかり夏空です。
 昨日から考えていたのは、どこでエスケープするかです。尾平越えか、その先の黒金山尾根かです。下山してからのチャリのことを考えると尾平越えで今回のプチ縦走を終了することにしました。
 昨日までのルートに比べると遥かに楽なはずなんですが、昨日の疲れがそのまま体中に残ったままで、少しの登りでも苦になりますが、天然林の下の歩きなので快適です。
 途中、本谷山山頂付近の水場、ブナ広場の水場等を確認しながらの山行です。初めてのルートでしたが気持ちの良い縦走路です。今回は疲れていたこと、花があまり無かったこともありますが、通常であればもっと楽しく歩けるルートとおもいます。
 目の前に古祖母山を前にして、登れないことも無さそうやなぁ、と思いましたが、ここで無理をして情けないことになるといけないので尾平越えの広場でしばし仮眠、尾平登山口へくだりました。

 九折小屋出発5:18、h=1275m 〜 笠松山(看板のあるピーク)6:30、h=1506m 〜 本谷山8:10、h=1642.9m 〜
 ブナ広場(水場)10:00、h=1213m 〜 尾平越分岐10:35(11:05出発)、h=1170m 〜 尾平登山口12:10、h=602m

【チャリ、尾平登山口〜九折登山口】
 結構、下りが多く楽との話につられて試してみました。やはり時期と情報を良く読んでいなかったせいで少し辛い思いをしました。それと、体験したものとしての意見を少しほど・・・
 最初のうちは下り一辺倒で楽チンであります。奥嶽川を眺めながらのサイクリングです。上畑まで一度登りがあるのは覚悟していましたが、30度を超えるこの日の暑さで少しイヤになってきました。上畑から奥嶽川を過ぎると登り一辺倒でした。情報ではここにチャリは置いていくように書いてありましたが、そんなことには気が付きもせず、ひたすら登山口までチャリを押していきました。距離は全部で12km、登りは250mくらいで、かなりばてました。
 いや〜、尾平越えで止めておいて良かった、と痛感しました。自分の不注意と経験を含めて、以下注意点です。
 @かならず、尾平越え→九折登山口とすること。逆はとんでもありません。
 A荷台が無いとリュックが肩に食い込むので、荷台のあるチャリが良い。荷物が重い程肩が痛くなるし、尻も痛くなるしで荷台の有無は結構ポイントです。
 B途中の下りは結構な急勾配なので、必ずブレーキの確認を。特に、荷物の重量が加算されるので要注意です。
 C上畑から九折登山口まででは、奥嶽川の橋の上にチャリを置いて歩くのが件賢明です。橋から駐車場まで約2.5kmです。
 
以上、少し長くなりましたが、今回のプチ縦走&チャリ活用結果の報告です。 

※2日目に歩いた本谷山周辺を中心に掲載しました。


 (1)尾平登山口にチャリを置いて九折越登山口へ




 (2)朝日を浴びる祖母山方面。とうとう到達できませんでした・・・

 (3)
 坊主通過中です。


 (4)
 山頂から、坊主方面を眺めていると、右側から急激にガスがせり出してきて、雲行きが怪しくなってきました。



 (5)
 後傾から本傾に谷から吹き上げてくる気流にのってガスが登ってきます。



 (6)
 祖母山方面。ときおり晴れ間が見えますが、この後、夕立到来です。

 (7)
 九折越でテントを張り本日のお宿ができました。


 (8)
 九折越から見上げる傾山






  2日目(7月16日)

(9)縦走路から見える祖母山方面。
天気が良いのか、悪いのかよく分かりませんが、
スッキリした天気で、気温は18〜19℃です
 


(10)
 くじゅう方面もなんとか大船、黒岳が見えただけでした。



(11)
 本谷山山頂。傾山方面に少し下ると左側に水場があります。登山道からはわずかです。水場の奥にテントを張るスペースがありますが1枚がやっとかなぁ、といったところです。緊急避難用くらいに考えた方が正解です。


 (12)
 三国岩から眺める縦走路。
 

(13)
 ブナ広場。水場も近くにありテントも数枚は張ることができます。
 尾平越えまで30分ほどです。