由布岳・花の頃 (2006.5.28)

 特にこだわりがある訳ではありませんが、3回続けて由布岳に登りました。
 昨今の天気事情でどうしても、遠くに行くには躊躇してしまい、だからと言ってトレーニングにならないようでは、ついでに何か楽しみのある山(少し注文が多い・・・)ということで、ついつい由布岳に足が向いてしまいます。
 本日も、朝4時頃目が覚めて、インターネットで天気予報見て、ワールドカップを見ながら考えていましたが、結局、前半戦が終了した時点で寝てしまいました。いつものように起きて、昼までごろごろしていましたが、NHKの連ドラの桜子の行く末が気になり、山行きの準備をしながら、連ドラを確認してから出発です。
 正面登山口14時。予定では19時下山。車は時間、季節からして10台前後と妥当な数です。当然登る準備をしているのは自分だけでした。すれ違う方も少なく、合野越えで10数名のグループに会った他は数名単位のグループで両手で納まるくらいでした。一番、びっくりしたのは、西峰からお鉢へ下っていくと、人の声が・・・。まだ、歩いている方がいるんだ〜、と同時にビックリするだろうなぁ、と思っていた次の瞬間、「ぎゃぁ〜!」と叫び声がしました。案の定、ビックリされてしまいました。3人のグループでお鉢巡りをしていたけで、道が無くなり(?)引き返してきたとのこと。すれ違う人は少なかったけどちょっと笑えた一時でした。
 体力的には前回の反省を踏まえ、最初はスローペース、スポドリ持参で前回に比べ楽チンでした。気温が低いこともありますが・・・

 天気は、由布岳山頂だけがガスがかかっていました。時折晴れますが、前回のようにすかっと晴れ間が見えるまでには至りませんでした。
 草花ですが、この時期いままで歩いたことが無かったせいか、これまでと違った花に出逢えました。
 特に、「そよかぜ」さんからの宿題であった、「オオヤマレンゲ」をようやく見つけることができました。前回とは反対方向で西峰からいくと、一番奥の岩場を通過して少し登り始めて、左側に1株ですがありました。すでに枯れている花が数輪で蕾もまだあるので、来週あたりまで見ることができそうです。その他、タニウツギ(多分)が満開状態、ヤマボウシが点在し、登り始めてすぐの登山道の両側にはヤマツツジ(多分)が満開、それにオダマキ、シライトソウ、シモツケなどなど来週当たりにはアジサイも咲くことでしょう。
 改めて、由布岳もまだまだ奥が深いなぁ、と感じたところです。

 下山は予定通り19時。最後に夕日に映える由布岳を鑑賞して帰宅しました。





本日の青空。遠くには祖母傾が見えていました。
久住連山は由布岳と同じで山頂だけがガスがかかっていました。




正面登山口から草原を抜け、林床地帯に入ると
ヤマツツジが歓迎してくれます。



 

西峰山頂。ほとんど晴れることがありませんでしたが、
凄い勢いで上昇気流が発生していました。




ガスの合間の東峰。西峰より。




剣が峰より。ガスの動きはめまぐるしく登っては下がり、
消えては、発生したりと眺めていて飽きません。




ここからは花です。タニウツギ(多分)は今が満開状態です。




オダマキは良く見ると、登山道のかたわらに咲いています。
これはお鉢にて




オオヤマレンゲ。
個人的にはこの角度が好み




ヤマボウシもあちこちで見かけました。
これは今がピークで来週は?といった感じです。




下山後、少しの間晴れ間が覗き由布岳を照らしました。