由布岳・花の頃 (2006.5.28)

 先週に引き続き由布岳に登りました。今週あたりがミヤマキリシマの最盛期かなぁ、と予想して登りましたが、鑑賞として見るには前回の方が良かったような気がします。でも、花はまだ多く、場所によっては今週が見頃のポイントもありました。
 天気はイマイチ、体調もなんとなく風邪気味ですが歩けば良くなるか〜、と相変わらず楽天的にでかけました。本日の登山口は正面から。歩き始めると汗が出るし、犬みたいにはぁはぁ言っているし・・・結局、一人で歩いているとついつい黙々と歩き、ガスで景色は見えないし、花もちょうど何もないことで、休憩をほとんど取ることなく登ったせいで、東峰に着いた辺りから体が悲鳴を上げ始めました。
 マタエで少し休んでいると、ガスが取れ始め、梅雨時期特有の初夏の青空が覗き綺麗な景色を見せてくれました。が一方では当然のことながら、太陽にさらされることになり、これも本日のバテに拍車をかけてくれたようです。
 東峰からお鉢へ向かいました。目的は「そよかぜ」さんからの宿題で、お鉢に「オオヤマレンゲ」があるので開花状況は如何に? 上下左右、きょろきょろしながら歩き始めましたが、とうとう見つけることが出来ませんでした。詳しく聞いてみると剣が峰からお鉢奥の岩場に下る途中だそうで・・・もし、由布岳のお鉢を歩くことがあれば参考にしてください。
 西峰奥のミヤマキリシマの群生地はすでに盛りは過ぎたかなぁ、といった印象です。このあたりで体がノックアウト状態です。こりゃいかんと感じたので、とりあえず水を捨てました。ここから西峰までも少し歩いては休むといった状態です。
 そういえば、以前にもこんなことがありました。いわゆる熱中症の一歩手前みたいな状況です。自分なりに考えた要因。
 @前半のオーバーペース、A着ていたシャツが汗でびっしょりになり放熱がうまくできなかった、Bスポドリによる水分補給では無かったこと。
とはいえ、ちょっと情けなかったですね〜
 登ってくる方も結構ばてばて状態の方もいらっしゃいました。その中でも、ハーネス、カラビナ、ザイル等の完全装備集団が登ってこられました。どうやらザイルを利用した岩場通過の練習をされているとのこと。おかげで障子岩の下りでかなり待たされてしまいました。
 とにもかくにも、由布岳のミヤマキリシマもそろそろおしまい、空も夏装い、登るには気合いを入れてかからないと今回のようにばてるシーズンとなったようです。







マタエに近づくにつれ、時折晴れ間が覗くようになりました。
合間からの見える空はスッキリした青い空です。



次第に晴れ間が見えたり、ガスがかかったりのマタエ


 

マタエから西側斜面




西峰方面




東峰へ。




この方角のどこかにオオヤマレンゲがあるはずなんですが・・・







西峰奥のミヤマキリシマ群生地から日出生台方面を望む
ここで、シャツを脱いでしばらく体を冷やしました。



すっかり晴れ渡り、なんとかバテながらもマタエまで降りつきました。