由布岳・霧 (2005.10.22)

 大型連休も終わり、一段落したところでどこに登ろうとしばし思案しました。土曜日なら少し遠くへと考えましたが、所用のため、登れるのは日曜日。となると、「悩んだ時の由布岳」という安直なパターンで、本日は由布岳東登山口から登ることにしました。
 1ヶ月ぶりの由布岳です。連休中に祖母山系をキャンプ道具一式担いで歩いて感じたのは、足元がおぼつかなかったこと。ということで前回とほぼ同じと思われる重量をザック詰め込み、スキあらば由布岳山頂周辺でテントを張ってみようなどと考え、テントも担ぎましたが、結局、張らずじまいで単純に「負荷」として担ぎ上げました。
 この時期に登った、もう一つの理由は花の時期の様子を予測するためです。由布岳が咲いて、九重連山が咲くといった順序のようなので、由布岳の花の開花状況も見て回りました。以下、開花状況です。
 イワカガミは部分的に咲き始め、マイヅルソウはまだ、ミヤマキリシマは蕾、ミツバツツジは散り始めといった状況で華やかな花の時期はもう少し先のようです。
 天気予報では、晴れの予想で確かに晴れましたが、もやがかかった感じで本当に気持ちよい晴れとは言えず、しかも暑くって湿度が高い、印象です。そのせいかどうかは解りませんが、いままで由布岳でアオダイショウは見たことがあるのですが、今回初めて、マムシを見ました。掲示板に書いたように、バネのように跳ねながら水平移動します。体型も太ったところは幅で5〜6cm程度あり、蛇が苦手な方にすれば、跳ねるは、かたちは見たことが無いとすると、まさに「ツチノコ」に見えても納得するようなものでした。
 これまで、マムシとは結構遭遇してきましたが、今回のように丸々と太り、ツチノコのような個体とお会いしたのは初めてでした。皆さんも脇道にそれる時や手を見えないところに出す時は十分注意しましょう。





 東登山口から登ると、日向岳分岐の手前からタイミンガサの群落が歓迎してくれます。
 上も下も新緑です。







 すっきりとした晴れではありませんでしたが、途中の岩場の上から眺めると、まさに新緑の絨毯です。

 下の画像は昨年4月の同じ場所からです。
約1ヶ月で春も山頂まで迫ってきています。





山頂方面を見上げても新緑です。




 本日のお鉢。足元を覗き込むとミツバツツジが咲いています。
 本日はお鉢巡りをする方は、少なかったです。




 西峰へ向かうグループ。





 中腹より上では、ミツバツツジが咲いていますが、すでにピークは過ぎているようです。
 少し、低いところでは既に、散ってしまっています。




 マイヅルソウはやっと咲いている株を見つけました。


 イワカガミはマタエから東峰に登る途中で開花している小群落がありました。咲いている株は点在していましたが、山頂周辺のあちこちで開花が見られるのは、もう少し先ですね〜