金曜日の雨は山では雪とのこと。週末はくじゅうに登ろうと考えていました。嫁さんにもきちんとルートを書いて渡しました。
でも、高速を走りながら由布岳を見ると、今までになく雪に覆われ月明かりに皓々と照らされていました。その姿を見てムラムラと来たわけではありませんが、随分なやんだあげく由布岳に急遽変更。
登山口を出発したのは5時20分。いつものように星空を見上げて歩き始め、さそり座も見慣れてきました。
合野越えでアイゼンを着ける準備をしていた時です。「ぶちっ。」 なんとアイゼンのベルトが切れてしまいました。前から、少しすり減ったなぁとは感じていましたが、まさか切れるとは・・・
なんとか、靴に固定出来たので気を取り直して出発。マタエに着いたと同時に西峰が朝日に染まり感動的な一瞬にシャッターを押しました。
相変わらず、一人で「うおー」とか「わぁ」とか言葉にならないような感嘆符を口にしながら朝日の中を歩き回りました。気温は-10度。
西峰へ登り始め、少し緊張しながら障子を通過しました。感嘆符は相変わらず・・・その時、足を見るとアイゼンがはずれているではありませんか。今日、2度目のアクシデント。今度こそ駄目か、と思いながら頭の悪い猿みたいに下を向いてごそごそしていると、なんとか形になり、靴にきちんとはまりました。これで、もう切れる箇所は無いことを確認して、お鉢巡りへ。毎度ながら思うのですが、西峰から一歩お鉢周りに足を踏み入れるとまさに別世界です。今時期は、なれた人が一緒でないと危ない箇所もありますが、冬季お勧めコースです。
天気といい、樹氷の出来具合といい、新雪といい、お鉢はルンルン気分で歩くことができました。特に前回は寒い思いをしたうえに全く晴れなかったので、余計にうれしい一日となりました。
しかし、下山後にさらなるハプニングが待ち受けていました。これについては掲示板の方でご覧下さい。