本日の気温

由布岳(2003.9.15)

 霧氷を背景に由布岳を撮りたいと思い、早朝出勤しました。予定通り正面登山口に5時前に着きそそくさと準備をして歩き始めました。空は満天の星。よく見ると夏の星座「さそり座」も見え、「今日は晴れじゃぁ」と期待をふくらませながらヘッドランプの明かりを頼りに歩いていました。しかし、時間が経過するに連れ星は見えなくなり、マタエに着く頃は真っ白。まぁ、よくある事でそのうちキリが晴れるようにガスが無くなるだろうと楽観視した見通しの甘さに気付くのにそう時間はかかりませんでした。
 西峰山頂に日の出前に到着しましたが、風は強く、寒くて、少し時間稼ぎに風をよけながらココアを飲んでましたが、晴れないのでお鉢をまわることにしました。踏み出したとたん、今までとはうってかわって雪があり樹氷ありで全くの別世界です。途中、氷のような雪がぱらつきはじめました。ちょっと立ち止まってアイゼンを着けている間にもリュックの上に雪が積もりました。後で解ったのですが、安心院あたりでは道が白くなる位に雪が降ったそうです。
 結局、山頂をうろうろする間晴れる事はなく、諦めて下山しました。しかし、諦めの悪い自分としてはなんとかしなければ・・・「そうだ、飯盛ヶ城に登ろう」てなことで一足のばして、山頂が晴れつつある由布岳を見上げて帰りました。
 飯盛ヶ城までは合野越から10分ちょい、約65mの登りです。
 当日の登山道は、1300mを越える当たりから、路面が凍結、1400mを越えると圧雪状態でした。マタエ〜両峰までは南を向いているせいか意外と雪は少なかったですが、両峰より奥の北側は結構な雪ですが硬くなっていて歩くのに少し気を使います。
 

   
       お鉢巡りの最奥部の岩場です。

  
           お鉢の着氷。大きさはこんな感じです

      
              着氷のアップです。                                  リュックに積もった雪

                 
                           東峰西斜面の霧氷です。

      
    飯盛ヶ城山頂。合野越から15分もあれば登れます。             飯盛ヶ城から見上げた由布岳山頂方面